Columnコラム

スマートハウス
100%太陽光発電でまかなわれるオフグリッドプロジェクトに スマートソーラーの蓄電池が採用されました

広報Waga

2022.11.22

この度、一般社団法人木創研が「金山デッキ 木創研の家№17」完成見学会を8月27日に実施いたいました。木創研との共同研究は、2019年の当社の木更津研究所にあるゼロエネルギー研究住宅(ZEH・ゼロエネルギーハウス)のモデルハウスとして「木創研スマート オフグリッドハウス」の共催セミナーを実施して以来になります。
過去のゼロエネルギー研究住宅の記事はこちら

 

100%自然エネルギーを活用したゼロエネルギーハウスにすべく、当社の家庭用蓄電システムが、送電網に繋がれていない場所でもに必要なエネルギーを自給し、住宅性能とエコキュート(給与タンク)などを活かして100%自然エネルギーでまかなわれる「オフグリッドプロジェクト」に使用する蓄電池に選定いただきました。

 

金山デッキは、木創研理事長の小林光先生のお住まいになり、エネルギーの自給自足を行う生活空間を実現するため、太陽光発電と蓄電池以外にもZEH認定・省エネ・木造多様といった試みを施されています。エネルギー源として、8.8kWの太陽光発電システムを屋根に搭載し、11.5kWhの蓄電池を2台設置しています。8.8kWの太陽光発電システムは、1年間の一般家庭の消費電力の120%程度です。しかし、太陽光発電システムだけでは昼間のみしか使用できず、余った電気は電力系統に流れ、電力会社に売るしかありません。そこで、蓄電池を2台設置し、太陽光発電で創った電力を優先的につかう蓄電池と、余剰で発電した電力を充電するための蓄電池の、動作の違う2つの蓄電池システムを設置しました。その結果、昼間の余った電気を蓄電し、夜間に使用することが可能となり、100%自然エネルギーで賄うことができるオフグリッドハウスが完成しました。

  
(当社が提供した家庭用蓄電池システム)                      (当社が提供した家庭用蓄電池システム)

金山デッキの今後の課題としてVPP(ヴァーチャル・パワー・プラント)への取組研究があります。金山デッキで発電した余剰分の電力を蓄電池から配電網に流すという脱炭素を助けることも可能になると思われます。
今後もスマートソーラーは、木創研との取組研究に伴走していき、脱炭素社会の実現に向けて取り組んでまいります。

 

□金山デッキオーナー
公立諏訪東京理科大学 客員教授 小林光  氏
論文・小林光コラム | 小林光・研究顧問の部屋 東京大学 先端科学技術研究センター

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